←ホームへ

シロアム教会 礼拝説教要旨集
2026年10月 4日 11日 18日 25日 目次に戻る
 2026年10月4日 
「目を覚まして」加藤豊子牧師
ルカによる福音書21章29−38節

◇

 21章5節以下、「終末のしるし」という小見出しがつけられているところを読み進んでいくと、偽キリストの登場、戦争と暴動、大きな地震や飢饉…と、聞いているだけで不安を覚えるようなことが語られています。聖書に示されている世の終わりというのは、この世界の破滅ということとは全く異なります。それは「人の子」イエス・キリストが来られる日のことであり、「あなたがたの解放の時が近いからだ」(28節)とあるように、それはわたしたちにとって救いと解放の時となる、ということが語られています。

◇

 「いちじくの木や、ほかのすべての木を見なさい。葉が出始めると、それを見て、既に夏の近づいたことがおのずとわかる。」(29節)

 緑の新しい葉が出始めるということは、夏、新しい季節の到来のしるしとなります。そこには命と希望が表され、恵みの時の到来であることが示されています。

◇

 「放縦や深酒や生活の煩いで、心が鈍くならないように注意しなさい。さもないと、その日が不意に罠のようにあなたがたを襲うことになる。」(34節)

 「生活の煩い」というものは、誰もが日々の生活の中で直面していることではないでしょうか。あの種を蒔く人のたとえの中で、茨の中に落ちた種の成長と実りを妨げるものとして、「人生の思い煩い」が出てきます。「いつも目を覚まして祈りなさい。」(36節)と勧められています。「祈る」ということは、半分は「聞く」ということではないでしょうか。静まって神の声を聞く。今あなたが、わたしに語りかけておられることは何でしょうかと、心を神様に向けて祈ることを通して聞く者であるように招かれています。

◇

 「天地は滅びるが、わたしの言葉は決して滅びない。」(33節)

 決して滅びることのない、揺らぐことのない神の言葉が、与えられています。
目次に戻る│ページトップ